闇を切り取ったような漆黒の翼


光しか知ろうとはしない天上に背を向け
皮肉気にあなたは口元を歪める

そんなあなたに天はあざけりの笑みを降らせるだろう
闇に染まる勇気もないくせに
堕ちるあの人を裁く権利だけは持っているつもりなのか

とんだ茶番だ
あの人を罰せられるものはどこにもいない
彼はそんなものには目も向けない
それが、安寧をもたらすと知っていても

天よ、そこで見ているがいい
決して振り返らぬあの人の背を
私たちのあり方を

闇へと迷うことなく踏み入れるあなたの後を追いかける
恐れはない
あるのは、身を切らんばかりの喜びのみ


闇よりも漆黒に染まった翼を力強くはばたかせ
圧倒的な強さと美しさを闇の中にいてなお、見せつける

私はその背を護ってみせる
そして、伝え続けよう

―――あなたを愛している、と―――









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