ある日の会話(お土産編)
高耶:誰だったんだ?チャイム。
直江:翔華さんです。なんか、お土産を頂きましたよ。
(直江、高耶のほうにお土産の入った袋を見せる)
高耶:・・・五十嵐、な。んで、どこの?なんか、文字書いてあるけど。
めんそ―れー??なんだ、それ?
直江:沖縄、ですよ。“めんそ―れー”、というのは沖縄の言葉で、いらっしゃいとか、ようこそという意味があるんです。
ご家族で沖縄に旅行に行かれていたみたいです。
高耶:ふーん、それでしばらく静かだったのか。
直江:高耶さん(苦笑)
高耶:ま、それは置いといて。
中身何?食いもん?
直江:えっと、あぁ、食べ物も入っているみたいですよ。食べてみます?
高耶:あぁ。
直江:少し待って下さいね。まず、これは“ちんすこー”ですね。クッキーというか、ビスケットみたいなお菓子です。
味は、紅いもとか色々ですね。どうぞ。
高耶:ありがと。・・・・・・・う〜ん、微妙な味かも・・・なんか、食べた事あるような、ないような・・・
でも、不味くはないぜ。他には?
直江:はい。
(直江、高耶の嬉しそうな顔に微笑を浮かべながら次のものを渡す)
高耶:これは?
直江:サーターアンダギーです。まぁ、上げ菓子みたいなものですよ。味はどうですか?
高耶:こっちも、おいしい!こっちの方が少し、素朴な感じがするかなぁ。
直江:そうかも知れないですね。それは所謂、お袋の味がするお菓子ですから。
・・・それにしても、嬉しそうに食べますね。お菓子たちも高耶さんに食べてもらえて本望でしょう。
高耶:・・・直江、面白がってるだろ。
直江:そんな事ありませんよ。
高耶:いんや、絶対面白がってる!いいよ、これ、やんねぇから!
オレ一人で食べてやる!
直江:いいですよ。もともと、あなたにって言うんで頂いたんですから。泡盛もあるから、明日にでも頂いてください。
高耶:泡盛?
直江:はい。沖縄のお酒です。おいしいですよ。
高耶:それも、お前にじゃなくて、オレにか?
直江:ええ。私はお土産頂いてませんよ、まだ。
高耶:・・・まだ?どういう意味だ?
直江:あぁ、まだ、といのは少し違うかもしれないですね。もう、少しは頂きましたし。
高耶:少しは?
(高耶、何の事かさっぱり分からず、首をかしげる)
直江:翔華さんが言うにはですね。・・・
高耶:・・・!突然、何すんだ!!!
(高耶、直江に突然キスされて怒鳴る)
直江:そういうわけ、ですよ。
高耶:はっ?今のと、どう繋がるんだよ?
直江:ですから、嬉しそうな高耶さんを見るための機会をくれたんです。
まぁ、いつも見てはいるんですが、どうせですし、ね。
高耶:・・・恥ずい奴・・・んで、まだ、っていうのは?
直江:それは、内緒です。でも、まぁ、ヒントは泡盛ですよ。高耶さんはお酒に弱いですから。
高耶:は?お前って訳わかんねぇことばっか言うな。お酒に弱いって何が関係あるんだ?
・・・!!おまっ、まさか・・・
直江:はい。たぶん、それで正しいと思いますよ。
確かに、お酒の入った高耶さんは超絶的に可愛いですけど、お酒なくとも、私のテクなら、ね。
高耶:何が、ねっ、だ。ちょっ、そんなとこで、さかるなぁ〜〜〜!!
直江:信じていただけてないみたいですから、今から信じさせて差し上げますよ。
(直江、高耶の腰に手をまわし、口付ける)
高耶:やっ。ちょっ、なぉ・・・。ん・・・。
――――やはり、会話続行不可能なので、今回もこれにて、お開き!高耶さん、ファイトッ!――――
はい、やっぱ今回も高耶さんは押し倒されて終わってます(笑)
さて、私が言ったお土産、分かりました?
直江が自身満々で言っている、お酒なくとも、はこの後の氏の腕しだいでしょう(笑)
まぁ、きっと彼の事だから出来ないなんてことはないでしょうが。
高耶さんはこの後どうなるのか、それは私の直江氏へのお土産に関係してます。
おそらく、高耶さんご自身の口から直江を求め・・もごもご
なんか、高耶さんが恐いので、これぐらいで・・・
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