ある日の会話(心理学編)

直江:高耶さん、何を読んでいるんですか? (高耶、本を手に持ったまま直江の方を振り向く) 高耶:う〜ん、えっとぉ、『心理と体』、かな。 直江:・・・なんでそんなのを?心理学に興味があったんですか? 高耶:あるわけないじゃん。 直江:ならどうして? 高耶:千秋が貸してくれたんだ。というよりは押し付けられた。読めって。 直江:長秀が?あいつはそんな本に興味があるんでしょうかねぇ? 高耶:違うみたいだぜ。ただ単に図書館で暇つぶしに開けてみて、面白かったから借りてきたって言ってたし。 直江:面白かった?心理学の本が? (直江、千秋と心理学という組み合わせがかみ合わなくて、首をひねる) 高耶:まぁ、お前の言いたい事は理解できる。あいつって、どう考えてもこういう事とは無縁なやつだモンな 直江:えぇ、確かに。それに、面白かったからといって、わざわざ持ってきてくれるような奴でもないと思うんですが、    長秀はなんて言って持ってきたんですか? 高耶:・・・面白いからって、だよ、さっきも言っただろう。 直江:今の間、気になりますね。本当はなんて言っていたんです? 高耶:ヴー〜〜。お前、そんな聞き方卑怯だぞ・・・ 直江:そんなって、どんなです?この声の事?高耶さん・・・ 高耶:だぁぁぁぁ!!耳元で、んな低い声で囁くな!!心臓に悪い! 直江:なら、言ってください。 高耶:・・・おまえって大人げねー・・・ 直江:そんなの今さらでしょう? 高耶:開き直るなよな。 直江:事実を言ったまでですよ。私はあなたの事になったらいくらでも貪欲になれる。 高耶:だ〜か〜ら〜!!その声やめろって言ってんだろうが! (直江、真っ赤になって怒る高耶を愛しそうに見つめる) 直江:分かりました。それで、本当のところなんて言ったんです? 高耶:・・・直江に読ませてやりな・・・ 直江:・・・私に、ですか? 高耶:あぁ。 直江:??本当に?そんなのだったら隠す必要ないじゃないですか。 高耶:続きがあるんだ・・・ 直江:続き? 高耶:・・・「直江に読ませてやりな。回りすぎの犬が少しはましになるかもしれないぜ」って。 直江:犬って、私の事、ですか? 高耶:そうなんだろう。お前言ってたじゃんよく。「俺は狂犬です」ってさ。 直江:でも長秀に言われるとむかつきますね。それで、中身はどんなのなんですか? 高耶:そうそう、それを言おうと思ってたんだよ。    なんかな、思考が同じ所から出ないでぐるぐるするって言うのは大脳と間脳だったかな、    それが上手く繋がってないからなんだって。 直江:へぇ、そんな風に医学的な根拠もあるんですね。 高耶:そう思うよな?オレも驚いた。今の医学とかってすごいよな。    で、だ。大切なのはここからなんだ。 直江:大切? 高耶:そ♪思考が回るのはようは間脳にも原因があるからそれを活発にしてやると少し変わるんだってさ。 直江:活発にする、ですか。でも間脳を活発にある方法なんか知りませんよ? 高耶:それがな、汗をかくような運動をすればいいんだってさ。これぐらいだったら誰にでもできるだろ? 直江:そうですね。 高耶:だからさ、お前もたまには汗をかくような運動をしたら?    そうしたらすぐに回るその思考が少しはましになるんじゃね? (直江、嬉しそうに言ってくる高耶に胸のうちでため息をつく。   なんと言ったって、回る原因にはあまり言われたくないような気がしたのだ) 直江:・・・分かりました。なら、高耶さんもご協力してくださいますか? 高耶:もちろん。始めからそのつもりだったんだし。    それで、どうする?やっぱ。マラソンとかが最適かな? 直江:いえ、やることはすでに決まってますから。 高耶:・・・?何?何をするつもりなんだ? 直江:なんでしょうね・・・でも、汗をかくような運動には間違いないですよ。 高耶:う〜ん。テニスとかそういうのはオレやったことないから相手にもならねーぜ? 直江:テニスなんかしませんよ。高耶さんが出来ることをするつもりですから。 高耶:ふ〜ん、で、何をするんだ? 直江:二人でする、室内運動ですよ。 高耶:バドミントンかなんかか? 直江:違いますよ、昨夜もしたでしょう? 高耶:・・・昨夜?昨日ってなんか・・・あぁぁぁぁ!! 直江:ようやっと分かってくれましたか。ほら、協力してくれるんでしょう?やりましょう。 高耶:やっ、まだ昼間だろうが! 直江:手伝ってくれるって言ったのはあなたでしょう? 高耶:だけど、意味が違う! 直江:そんなの子供のいい訳ですよ。ほら、高耶さん・・・ (直江、高耶の隙を付いて口づける) 高耶:やぁ・・・んっ・・・ 直江:本当はそんない嫌じゃないんでしょう? 高耶:・・・でも、ここはやだ・・・ 直江:分かりました。それでは、運動場に行きましょうか。この運動専用の・・・ 高耶:ばぁっ!!なんて言い方するんだよ。 直江:あれ、違いましたっけ? 高耶:知らね・・・ (高耶、そっぽをむく。その高耶に直江は口づけ抱き上げて、寝室へと姿をけした) ――主役がいなくなったので、本日の会話、これにて終了――

一体、何ヶ月ぶりなんだ、な会話変です(笑)
違った・・・会話編です。
いかがでしたでしょうか?ちなみに、途中で高耶さんが言っていたのは多分本当です。
聞いて暫くして、考えれば考えるほど直江な気がしてきて、書いてしまいました。
なんだかなぁ・・・

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